「なんかよ、一族の家業を継ぐ継がないってのは正直どうでも良くなっちまった。まぁ見つかれば力づくでも戻されるだろうけど、戻されたところで今の力じゃまた追い出されるだろうし、何よりお前らと一緒なら追い払えるだろうって考えてもいんだ。その代り迷惑掛けちまうだろうがな」
「お兄さんって、確か――」
「あぁ、全大陸指名手配中の異常殺人研究者。一族の中でも最高の才能と頭脳を持ち合わせた本当の天才、ただし殺しのだがな」
二つ名を永久殺戮機関、本名『マイク・ガンガゾン』。
ガンガゾン一族の中でも剣術、槍術、体術等様々な方面で一つ頭が抜けた今代の長男坊であり、戦闘能力は歴代でも一位二位を争う。
初代である『グリフ・ガンガゾン』と同等とも言われている。その強さ故裏世界でも狙われる事が多々ある。しかし、そんなマイク・ガンガゾンが最後に表世界裏世界併せて目撃情報があったのが半年前。丁度レイとギズーが別れ離れになったになった時にまで遡る。
「お前と逸れたあの日な、兄貴に会ったんだ」
森の中で逸れた二人だったが、あの日ギズーは接触していたのだ。あの悪魔に。
「仕事があるから手伝え、終わったらまた暫くしたら迎えに行くって言われてよ。まぁそれっきり姿はまるっきり見なくなったがな」
あの当時であれば間違いなくレイはマイク・ガンガゾンに勝つことは出来なかっただろう。現状であればそれなりの戦いにはなるとギズーは予想するがそれでも勝率は八対二で劣勢。しかしあくまでも単騎で挑めばの話だ。
「お兄さんって、確か――」
「あぁ、全大陸指名手配中の異常殺人研究者。一族の中でも最高の才能と頭脳を持ち合わせた本当の天才、ただし殺しのだがな」
二つ名を永久殺戮機関、本名『マイク・ガンガゾン』。
ガンガゾン一族の中でも剣術、槍術、体術等様々な方面で一つ頭が抜けた今代の長男坊であり、戦闘能力は歴代でも一位二位を争う。
初代である『グリフ・ガンガゾン』と同等とも言われている。その強さ故裏世界でも狙われる事が多々ある。しかし、そんなマイク・ガンガゾンが最後に表世界裏世界併せて目撃情報があったのが半年前。丁度レイとギズーが別れ離れになったになった時にまで遡る。
「お前と逸れたあの日な、兄貴に会ったんだ」
森の中で逸れた二人だったが、あの日ギズーは接触していたのだ。あの悪魔に。
「仕事があるから手伝え、終わったらまた暫くしたら迎えに行くって言われてよ。まぁそれっきり姿はまるっきり見なくなったがな」
あの当時であれば間違いなくレイはマイク・ガンガゾンに勝つことは出来なかっただろう。現状であればそれなりの戦いにはなるとギズーは予想するがそれでも勝率は八対二で劣勢。しかしあくまでも単騎で挑めばの話だ。