そこに刻まれているのは数字だった、その数字を見た瞬間ガズルが勢いよく立ち上がると右腕がギズーの頭を直撃し首が撥ねる。右手で腰のホルスターからシフトパーソルを抜こうとした時アデルの左手がそれを阻止してゆっくりとホルスターへとシフトパーソルは戻っていく。
「どうしたよ、何が書いてあんだ?」
声を荒げた張本人にアデルが尋ねる、目を見開いてそのプレートを見つめるガズルは残りの二人にもアクセサリーを渡す様に迫る、二人は首から外してガズルにそれぞれ渡した。同じように裏面を見て疑惑が確信へと変わる。
「アデル……今何年だ?」
「何年って、二七六五年だろ何言ってんだ」
「じゃぁ、これなんだ?」
そう言ってアデルへ三人のアクセサリーをまとめて放り投げた、放物線を描いてアデルの頭上で右手を伸ばしてキャッチする、そして問題の裏面を見てアデルは首を傾げた。
「四七六五の四……これが何だ? ただの数字が並んでるだけだろ?」
「馬鹿言うな、それはタグだ! 軍隊とかで使われてるタグだよ、持ち主を識別する為のアレだ。裏の数字は入隊年と月だ」
その場の六人にざわめきが走った、レイ達は目を見開いてミト達を。ミト達は互いに顔を見合わせて今の言葉を信じられない様子でいた。
「待ってくれガズル、その情報って確かなのか? どこの軍隊でも共通な話なのか?」
「こればっかりは共通事項のはずだ、帝国もケルヴィン軍も西のも全て統一されている企画な筈だ。身元を確認するためのタグを偽造しようなんて馬鹿はまず居ない、これが事実だというなれば――」
咄嗟にレイが立ち上がってガズルに質問するがその答えは即答だった。続けてガズルが口を開く。
「どうしたよ、何が書いてあんだ?」
声を荒げた張本人にアデルが尋ねる、目を見開いてそのプレートを見つめるガズルは残りの二人にもアクセサリーを渡す様に迫る、二人は首から外してガズルにそれぞれ渡した。同じように裏面を見て疑惑が確信へと変わる。
「アデル……今何年だ?」
「何年って、二七六五年だろ何言ってんだ」
「じゃぁ、これなんだ?」
そう言ってアデルへ三人のアクセサリーをまとめて放り投げた、放物線を描いてアデルの頭上で右手を伸ばしてキャッチする、そして問題の裏面を見てアデルは首を傾げた。
「四七六五の四……これが何だ? ただの数字が並んでるだけだろ?」
「馬鹿言うな、それはタグだ! 軍隊とかで使われてるタグだよ、持ち主を識別する為のアレだ。裏の数字は入隊年と月だ」
その場の六人にざわめきが走った、レイ達は目を見開いてミト達を。ミト達は互いに顔を見合わせて今の言葉を信じられない様子でいた。
「待ってくれガズル、その情報って確かなのか? どこの軍隊でも共通な話なのか?」
「こればっかりは共通事項のはずだ、帝国もケルヴィン軍も西のも全て統一されている企画な筈だ。身元を確認するためのタグを偽造しようなんて馬鹿はまず居ない、これが事実だというなれば――」
咄嗟にレイが立ち上がってガズルに質問するがその答えは即答だった。続けてガズルが口を開く。