確かに見た記憶がある巨人と、現状レイ達が置かれている場面。それらは以前彼女達三人が目撃した状況に酷似している。そして自分達もまた戦っていたのだと思い出す。それが一体何時で、何処で、何の目的で戦っていたのかは分からない。しかし、確実にそれは敵対していた。
「アレは、私達を追ってきた『ガーディアン』」
無意識のうちに彼女の左手にエーテルが注ぎ込まれて光の球体を作り出していた。それを宙に放ると右手に持っている杖で叩く、衝撃が加わった瞬間光の球はいくつかの小さな光の弾丸へと姿を変えて拡散しながら巨人の顔へと飛んで行った。それと同時にミラがレイ達の元へと走った。槍を左手に持ち替えて右手にエーテルを集中する、作り上げられたのは風、それを地面に叩きつけるとミラの体がフワッと浮かび上がった。
「ファリック、ダイレクトサポート宜しく!」
「了解っ!」
崩れていく瓦礫を走りながら無事に残っている城壁上部へとたどり着いた。ほぼ同時刻にミトの光の弾丸が巨人の顔に直撃し少しだけ後ろへとのけ反った。
次にミトはもう一度エーテルを練り上げ始め光の球を作り出し、それを巨人が放った光の柱の中に居るレイ達目がけて放つ。氷の防壁に囲まられている彼らの元へ届くと光の球は弾けて彼等四人の傷を癒し始めた。高度な回復法術である。
ぐらついた巨人が城壁に居るミラを発見すると右腕を振り上げてミラ目がけて薙ぎ払う。だがその腕はミラへと届くことは無かった。一発の銃声が聞こえたその時、巨人の腕に弾丸が着弾すると軌道をずらしてミラの手前数センチの所を掠めていった。
「ナイスコントロール」
ミラがニヤッと笑うと巨人の肩に飛び乗った、そのまま巨人の上部へと走りだし頭部を目指す。
「アレは、私達を追ってきた『ガーディアン』」
無意識のうちに彼女の左手にエーテルが注ぎ込まれて光の球体を作り出していた。それを宙に放ると右手に持っている杖で叩く、衝撃が加わった瞬間光の球はいくつかの小さな光の弾丸へと姿を変えて拡散しながら巨人の顔へと飛んで行った。それと同時にミラがレイ達の元へと走った。槍を左手に持ち替えて右手にエーテルを集中する、作り上げられたのは風、それを地面に叩きつけるとミラの体がフワッと浮かび上がった。
「ファリック、ダイレクトサポート宜しく!」
「了解っ!」
崩れていく瓦礫を走りながら無事に残っている城壁上部へとたどり着いた。ほぼ同時刻にミトの光の弾丸が巨人の顔に直撃し少しだけ後ろへとのけ反った。
次にミトはもう一度エーテルを練り上げ始め光の球を作り出し、それを巨人が放った光の柱の中に居るレイ達目がけて放つ。氷の防壁に囲まられている彼らの元へ届くと光の球は弾けて彼等四人の傷を癒し始めた。高度な回復法術である。
ぐらついた巨人が城壁に居るミラを発見すると右腕を振り上げてミラ目がけて薙ぎ払う。だがその腕はミラへと届くことは無かった。一発の銃声が聞こえたその時、巨人の腕に弾丸が着弾すると軌道をずらしてミラの手前数センチの所を掠めていった。
「ナイスコントロール」
ミラがニヤッと笑うと巨人の肩に飛び乗った、そのまま巨人の上部へと走りだし頭部を目指す。