――”ごめんねレイ君、きっとこの手紙を君が見てるってことは私失敗しちゃったんだね。
 きっと君は悲しむと思う、優しい君の事だから私の事でずっと泣いていると思う。でも泣かないで、私の事思うんだったらもう泣かないで。私も泣きたくなっちゃうから。そして、私の事をどうか忘れてください。
 それはきっと私の願い、私のわがまま。使命を忘れて君と一緒に居たかった。今も怖いです、失敗しちゃうんじゃないかと思うと手が震えます。でも君を守る為にも私頑張るね、だからどうか、死なないでください。

 本当はちゃんと面と向かって話をするべきだったの、でも私はそれが怖かった。全てを君に話すのが怖かったの。私は人間ではありません。二千年前から生き続けている化け物、カルバレイセス様に作られた人造人間(ホムンクルス)
 私ね、君に好きだって言ってもらえて本当にうれしかった。私も君の事が好きだよ? でもそれは叶わない恋、叶わない愛。それでもこんな私の事好きでいてくれる? そうだったら、いいな。