上下に分割されたエルビーの上半身は二転三転して地面に落ちた、意識はあるだろうがもう戦えるほどの力は残ってはいない。二人を覆う氷の結界が轟音と共に崩れるとレイの傍へアデル達三人が駆け寄ってくる。後ろを振り向きもだえ苦しむエルビーの姿をレイは確かに見た。
「認めない! 忌々しいカルバレイシスめ、貴様等さえ居なければ、貴様等さえっ!」
地面を這いずりながら瑠璃へと近づくエルビー、静かにそれを見つめつつレイは左手に猛烈な冷気を集めだした。彼等から逃げる様に、また瑠璃の元へと急ぐように這うエルビーに向けて左手を開いたまま向ける。するとエルビーの周りから徐々に凍りだして彼女を包み込む、最後に手の平の上にエルビーが乗るように位置を合わせるとギュッと握りしめた。
「絶対零度」
途轍もなく巨大な氷が生成される、瞬時にエルビーを氷の結界の中に閉じ込めると表面の氷が周囲の空気を冷やし結露を作る。それが凍って何層にも分厚い氷を作り出した。それに向けてギズーが右手に持っていたライフルで氷を撃ち抜く。すると氷に大きなヒビが入ってエルビーの体を粉々に破壊する。続けてガズルが重力球を投げつけて粉々になった体を一か所に集める。
最後にアデルがその重力球の中へ炎を打ち込み体を焼き尽くした。そして重力球がはじけ飛ぶと中には何も残っていなかった。肉片すら残さないその連続攻撃にエルビーはこの世から消滅した。二度と再生する事無く。
「認めない! 忌々しいカルバレイシスめ、貴様等さえ居なければ、貴様等さえっ!」
地面を這いずりながら瑠璃へと近づくエルビー、静かにそれを見つめつつレイは左手に猛烈な冷気を集めだした。彼等から逃げる様に、また瑠璃の元へと急ぐように這うエルビーに向けて左手を開いたまま向ける。するとエルビーの周りから徐々に凍りだして彼女を包み込む、最後に手の平の上にエルビーが乗るように位置を合わせるとギュッと握りしめた。
「絶対零度」
途轍もなく巨大な氷が生成される、瞬時にエルビーを氷の結界の中に閉じ込めると表面の氷が周囲の空気を冷やし結露を作る。それが凍って何層にも分厚い氷を作り出した。それに向けてギズーが右手に持っていたライフルで氷を撃ち抜く。すると氷に大きなヒビが入ってエルビーの体を粉々に破壊する。続けてガズルが重力球を投げつけて粉々になった体を一か所に集める。
最後にアデルがその重力球の中へ炎を打ち込み体を焼き尽くした。そして重力球がはじけ飛ぶと中には何も残っていなかった。肉片すら残さないその連続攻撃にエルビーはこの世から消滅した。二度と再生する事無く。