そう叫んだ。カルナックはエレヴァファルとすれ違いざまに彼の左腕目がけて斬撃を叩きこむ、しかしここでカルナックの表情が歪む。刀越しに伝わる感触にまるで手ごたえが無い。それどころか彼の刀はまるで鋼鉄以上の金属に当たったかのような感覚を覚え弾かれてしまう。着地したカルナックがすぐさま振り向きエレヴァファルの左腕を確認する。
「何も、テメェだけが仕えるんじゃないんだぜ? 忘れたかのか?」
その腕は漆黒に染まっていた、まるで黒曜石の鎧を着ているかのような見た目に変わっている。それどころかエレヴァファルの体全てがその鎧のような物に包まれている。そしてカルナックは思い出した。
「土竜剣聖結界、そうでしたね。あなたにソレを教えたのは私でした。全く年は取りたくありませんね」
再び抜刀の構えを取る、背中を見せてるエレヴァファルに向かって再度斬撃を叩きこんだ。だがそれらすべてが彼の体に弾かれてしまう。決定打はおろかかすり傷つけることも敵わない。
「神速の抜刀術のお前に鉄壁の俺を倒すことなんざできねぇ、いい加減本気でかかって来いよ!」
三度距離を取る、ため息を一つついてゆっくりと深呼吸をするカルナック。雷光剣聖結界を解いて目をつぶった。
「なるべく温存して置きたかったのですが、そうも言ってられませんね」
エレヴァファルがニヤッと笑う、ゆっくりと振り向きカルナックへと体を向ける。彼もまた深呼吸をして斧を構える。両足のスタンスを広く取りいつでも迎撃できる体制に移った。
「さぁ始めようぜ、あの時の続きを――あの闘争の続きをっ!」
「何も、テメェだけが仕えるんじゃないんだぜ? 忘れたかのか?」
その腕は漆黒に染まっていた、まるで黒曜石の鎧を着ているかのような見た目に変わっている。それどころかエレヴァファルの体全てがその鎧のような物に包まれている。そしてカルナックは思い出した。
「土竜剣聖結界、そうでしたね。あなたにソレを教えたのは私でした。全く年は取りたくありませんね」
再び抜刀の構えを取る、背中を見せてるエレヴァファルに向かって再度斬撃を叩きこんだ。だがそれらすべてが彼の体に弾かれてしまう。決定打はおろかかすり傷つけることも敵わない。
「神速の抜刀術のお前に鉄壁の俺を倒すことなんざできねぇ、いい加減本気でかかって来いよ!」
三度距離を取る、ため息を一つついてゆっくりと深呼吸をするカルナック。雷光剣聖結界を解いて目をつぶった。
「なるべく温存して置きたかったのですが、そうも言ってられませんね」
エレヴァファルがニヤッと笑う、ゆっくりと振り向きカルナックへと体を向ける。彼もまた深呼吸をして斧を構える。両足のスタンスを広く取りいつでも迎撃できる体制に移った。
「さぁ始めようぜ、あの時の続きを――あの闘争の続きをっ!」