そこからは残りの三人に恐怖が襲い掛かる。
突然倒れた先頭の兵士を見た三人はショットパーソルを構える。
だがその暗闇の中カルナックの姿をとらえることは出来ない、二人目の胴体が二つに分かれた。それを見た残りの二人は悲鳴を上げる、突然目の前で起きた事に恐怖を覚えたからだ。
だが敵の姿は視認できない、何処から襲ってくるか分からない現状がさらなる恐怖を招く。三人目の体が真っ二つに左右に分かれる。
血しぶきが最後の一人に掛かり恐怖のあまりその場にしりもちを付いた。錯乱した兵士は元来た道へ引き返そうとするがカルナックがそれを許さなかった。
膝下を切り落とし移動手段を奪う、次に両腕を根元から切り離し、最後に自分の姿を見せる。兵士にはこう映ったであろう。鬼が居ると。あまりの恐怖にアドレナリンが大量分泌され痛みはおそらく感じていない、だが自分の両足両腕がどうなっているかぐらいは確認できる。
力を入れようとするが無いものに力など入ることも無く、その場でジタバタと暴れるしかできなかった。
「御機嫌よう、そして――」
小さく呟きながらその兵士の首を跳ね飛ばした。絶命した兵士四人を眼下に見下ろし。
「御機嫌よう」
静かに納刀した。
突然倒れた先頭の兵士を見た三人はショットパーソルを構える。
だがその暗闇の中カルナックの姿をとらえることは出来ない、二人目の胴体が二つに分かれた。それを見た残りの二人は悲鳴を上げる、突然目の前で起きた事に恐怖を覚えたからだ。
だが敵の姿は視認できない、何処から襲ってくるか分からない現状がさらなる恐怖を招く。三人目の体が真っ二つに左右に分かれる。
血しぶきが最後の一人に掛かり恐怖のあまりその場にしりもちを付いた。錯乱した兵士は元来た道へ引き返そうとするがカルナックがそれを許さなかった。
膝下を切り落とし移動手段を奪う、次に両腕を根元から切り離し、最後に自分の姿を見せる。兵士にはこう映ったであろう。鬼が居ると。あまりの恐怖にアドレナリンが大量分泌され痛みはおそらく感じていない、だが自分の両足両腕がどうなっているかぐらいは確認できる。
力を入れようとするが無いものに力など入ることも無く、その場でジタバタと暴れるしかできなかった。
「御機嫌よう、そして――」
小さく呟きながらその兵士の首を跳ね飛ばした。絶命した兵士四人を眼下に見下ろし。
「御機嫌よう」
静かに納刀した。