四日目、最初に目を覚ましたのはカルナックだった。時刻はまだ早朝の五時頃、目覚めるにはあまりにも早い時間だった。原因は周囲の異変である、いち早く人の気配を察知したカルナックは音を出すことなくゆっくりと起き上がり傍に置いてある刀を手にする。冬のこの時間あたりはまだ真っ暗でしかも周囲に生えている木々が視界をさらに遮る。
その中足音が一つ、二つ――全部で四つ確認できた。
テントの隙間から外を除くが周囲に人の影は無い、だが確実に誰かがいる。最初レイ達四人の誰かが起きたのだと思ったが寝息は未だ四つ聞こえる。となれば第三者の存在を疑うのが必然である。
最初にカルナックは目にエーテルを集中させて視界の明度を上げる。そこに映りこんできたのはショットパーソルを構えてこちらへゆっくりと近づいてくる帝国兵が四名、位置を確認するとカルナックは速やかに行動に出る。
テントから勢いよく出ると一番前にいる帝国兵の首を刀で飛ばした、この兵士は幸せだったかもしれない、これから起きる殺戮を見ることも無く恐怖を感じることも無く死ねたのだから。
その中足音が一つ、二つ――全部で四つ確認できた。
テントの隙間から外を除くが周囲に人の影は無い、だが確実に誰かがいる。最初レイ達四人の誰かが起きたのだと思ったが寝息は未だ四つ聞こえる。となれば第三者の存在を疑うのが必然である。
最初にカルナックは目にエーテルを集中させて視界の明度を上げる。そこに映りこんできたのはショットパーソルを構えてこちらへゆっくりと近づいてくる帝国兵が四名、位置を確認するとカルナックは速やかに行動に出る。
テントから勢いよく出ると一番前にいる帝国兵の首を刀で飛ばした、この兵士は幸せだったかもしれない、これから起きる殺戮を見ることも無く恐怖を感じることも無く死ねたのだから。