それほどまでの激痛だったのだろう、動くと死ぬというカルナックの発言は冗談ではなかったのだ。もちろん物理的にもそうだと思える、指す場所を間違えてしまえば神経を触ってしまい下手をすれば首から下がマヒする可能性もある。自分の愛弟子にそれをするカルナックもカルナックだが。
「これが新しい俺の黒刀か」
鞘は変わらず漆黒の漆塗り、鍔や柄も特別変わりはない。だが確かに今までの黒刀と比べてその異常なまでの力を感じる。鞘から引き抜くとその正体が現れた、紅玉の様な光り輝くその刀身は今まで使っていた黒刀とは相容れぬ姿をしていた。静かに燃えるようなその刃にアデルの瞳はすっかり奪われてしまっていた。
「『黒曜刀:ヤミガラス』、切れ味は今存在する武器では右に出るものはないでしょう。私の八岐大蛇を上回る切れ味です、インストールデバイスでもありますので大事に使ってくださいね」
「こりゃぁ大した業物だな、こんな刀見た事ねぇ」
「これが新しい俺の黒刀か」
鞘は変わらず漆黒の漆塗り、鍔や柄も特別変わりはない。だが確かに今までの黒刀と比べてその異常なまでの力を感じる。鞘から引き抜くとその正体が現れた、紅玉の様な光り輝くその刀身は今まで使っていた黒刀とは相容れぬ姿をしていた。静かに燃えるようなその刃にアデルの瞳はすっかり奪われてしまっていた。
「『黒曜刀:ヤミガラス』、切れ味は今存在する武器では右に出るものはないでしょう。私の八岐大蛇を上回る切れ味です、インストールデバイスでもありますので大事に使ってくださいね」
「こりゃぁ大した業物だな、こんな刀見た事ねぇ」