バイトを終えて帰路を急いでいると裏路地でよく聞き覚えのある少女の叫び声が聞こえ、裏路地に向かう。
そこで不良達に絡まれている妹・心菜(ここな)を見つける。
リントは心菜を助けようと不良達に飛びかかるがボコボコに返り討ちにされる。
思い切り殴られ、吹き飛ばされた先にあったコンクリートに強く頭をぶつけ即死する。

目が覚めると真っ白な空間に立っており、目の前には女神を名乗る金髪の女性ニイナ。

ニイナから妹が助かった事を聞き安心したリントは、ニイナからある提案をされる。
それは日本で新しい人生を歩むか、異世界に転生するかのどちらか。
異世界転生物のweb小説や漫画を好んで読んでいたので転生を選ぶ。

文字通り命懸けで妹を助けたリントに感動したニイナは「一つだけ願いを叶える」と言う。

リントが「じゃあ、妹が俺が居なくても幸せに暮らせるように」と言う。
それにまた感動したニイナは「もう1つ叶えてあげる」と言い、リントはお決まりでもあったアレを願った。
〈チート〉が欲しい、と。

ニイナは【何故か】一瞬変な顔をするも直ぐ凛とした表情に戻り、リントにそのスキルを与え異世界【ラルアート】に日本の記憶を持たせたまま(ニイナのちょっとした気まぐれで5歳ほど年齢と肉体を若返らせた)マサハラ・リントとして転生を果たした。