「今、何時だろう」
そう思ったとき。
入った、目に。
部屋の壁にかかっている丸い時計が。
時刻は十五時を回ったところだった。
「そういえば、空澄は……」
まだ眠っているだろうか。
「とりあえず、
起き上がって着替えよう」
ぼーっとしていた頭や身体。
してきた、スッキリと。
そうして。
着替えを済ませ。
部屋を出て。
入る、洗面所に。
そして。
歯磨き、洗顔など。
それらを済ませ。
出た、洗面所を。
「彩珠」
そのとき。
空澄の声が。
空澄は。
「今、大丈夫か」
そう訊いたから。
「大丈夫だよ」
そう返答した。
そうしたら。
言った、空澄は。
「それならダイニングルームに来いよ」と。
なので。
向かう、空澄と一緒に。
ダイニングルームへ。