この手紙を君へ捧ぐ
青春・恋愛
完
6
松本琴音/著
- 作品番号
- 1674860
- 最終更新
- 2022/10/26
- 総文字数
- 19,297
- ページ数
- 47ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 6
毎日毎日虐められて、こんな要らない能力があって。もう死んでしまいたい。
辛い。痛い。苦しい。悔しい。消えたい。
どす黒いわたしを引っ張ってくれたのは、いつも君だった。
明るい光を纏っている君に、わたしはどんどん惹かれていった。
でも、神様は意地悪だね。
「僕はね、もうすぐ星になるんだよ。星羅とは、もうすぐバイバイしなくちゃいけないんだ」
何も悪くない君を、こんな若さで。
君といたい。ずっと、一緒にいたい。
わたしの中で君は、どんどん大きくなっていって。
やっぱり神様は、意地悪だね。
届かない想いを文字にして、君へ捧ぐ。
最後まで笑顔で。
君の中のわたしが、笑顔であってほしいから。
もう卒業式だね。
学生としても、弱いわたしも。
全部、君の望むように卒業するから。
何十年も、待っていて。
辛い。痛い。苦しい。悔しい。消えたい。
どす黒いわたしを引っ張ってくれたのは、いつも君だった。
明るい光を纏っている君に、わたしはどんどん惹かれていった。
でも、神様は意地悪だね。
「僕はね、もうすぐ星になるんだよ。星羅とは、もうすぐバイバイしなくちゃいけないんだ」
何も悪くない君を、こんな若さで。
君といたい。ずっと、一緒にいたい。
わたしの中で君は、どんどん大きくなっていって。
やっぱり神様は、意地悪だね。
届かない想いを文字にして、君へ捧ぐ。
最後まで笑顔で。
君の中のわたしが、笑顔であってほしいから。
もう卒業式だね。
学生としても、弱いわたしも。
全部、君の望むように卒業するから。
何十年も、待っていて。
- あらすじ
- 人の余命を見ることができる田村星羅。誰とも仲良くしないことを心がけていたのに、一人の男、竹森翔介に出逢う。
ある日、翔介が残り少ないことを知ってしまう。
余命僅かなのを知りながらも恋する星羅。
ーーそうだ。届かない想いを文字にして捧ごう。
そう思った星羅が行動したこととは?
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