「ないよね。全くね」

「…………」


あぁ……友達って一体……。


「だってほら。やっぱ楽しく過ごしたいじゃん、学校生活は」

「その権利、あたしにもあると思うんだけど」

「まぁ最大の被害をなくすための小さな犠牲って感じ?そういうセリフ何かの映画で聞いたけど何だっけ」

「…………」


い、良いもん。
先生がその嘆願書を受理するとは限らないし。


それにあたしは知ってるもん。
神谷には無愛想な神谷と、もう1人の神谷がいる事。


知らないからね!?