「ちょっと静かに!」
「えー、翔くんつれなーい」
俺はそう言われながらも、スピーカーに耳を傾けて集中する。
『あ、あー!よしっ、不知火さん話して!』
『え、私!?なんで!?』
『僕の声、良いほうじゃないし…』
『こら、君たち出ていきなさい!』
『わっとと!』
また1つ、キーンと鳴る。有真、何やってんだ?
「ちょっと放送うるさい」
「これ不知火さんの声?授業以外で初めて聞いたかも」
「これUMAくんじゃない?」
何やら騒がしい雰囲気に教室全体が沸き立つ。俺の周りの子も少し注目している様子だ。
『あーもう…えっと!皆さん生物に興味ありませんか!?僕らと一緒にいろんな生物の研究をして…』
『ちょっと!君なに勝手に宣伝してんの!』
『わわっ、と、とにかく!興味が湧いた皆さん!ぜひ本館1階の廊下の突き当たり、"未確認生物研究部"の部室まで…』
『赤翼くん!その部名許可した覚えないよ!』
『えぇ!?嘘でしょ?』
『そもそもネーミングが…』
『いい加減にしろー!』
ブツッ!
大きめの切断音が鳴り響く。その言葉を最後に放送が途絶えた。
「えー、もう終わりか?」
「なんだったんだ?今の」
「ていうか未確認生物研究部って何?」
放送を聞いて各々の声が教室中に喧騒となって散っていく。
「…ぷくくっ」
「生駒くん?」
「翔くん、どうしたのー?」
未確認生物研究部が部員募集?こんな形で?急にどうして?それにしても有真、面白すぎるだろ。面白そうだし後でからかってみよっと。
俺は声を押し殺して笑いながらお弁当を頬張った。
「えー、翔くんつれなーい」
俺はそう言われながらも、スピーカーに耳を傾けて集中する。
『あ、あー!よしっ、不知火さん話して!』
『え、私!?なんで!?』
『僕の声、良いほうじゃないし…』
『こら、君たち出ていきなさい!』
『わっとと!』
また1つ、キーンと鳴る。有真、何やってんだ?
「ちょっと放送うるさい」
「これ不知火さんの声?授業以外で初めて聞いたかも」
「これUMAくんじゃない?」
何やら騒がしい雰囲気に教室全体が沸き立つ。俺の周りの子も少し注目している様子だ。
『あーもう…えっと!皆さん生物に興味ありませんか!?僕らと一緒にいろんな生物の研究をして…』
『ちょっと!君なに勝手に宣伝してんの!』
『わわっ、と、とにかく!興味が湧いた皆さん!ぜひ本館1階の廊下の突き当たり、"未確認生物研究部"の部室まで…』
『赤翼くん!その部名許可した覚えないよ!』
『えぇ!?嘘でしょ?』
『そもそもネーミングが…』
『いい加減にしろー!』
ブツッ!
大きめの切断音が鳴り響く。その言葉を最後に放送が途絶えた。
「えー、もう終わりか?」
「なんだったんだ?今の」
「ていうか未確認生物研究部って何?」
放送を聞いて各々の声が教室中に喧騒となって散っていく。
「…ぷくくっ」
「生駒くん?」
「翔くん、どうしたのー?」
未確認生物研究部が部員募集?こんな形で?急にどうして?それにしても有真、面白すぎるだろ。面白そうだし後でからかってみよっと。
俺は声を押し殺して笑いながらお弁当を頬張った。