「ちょっと萌、こんなくだらない嘘を信用するつもり?」
希が横から声を荒げる。
まだ大樹のことを信用できていないみたいだ。
「違うの希。確かにそのとおりかもしれないの」
萌は希に今までの体調変化を教えた。
希は黙ってその説明を聞き、そして大樹へ視線を戻した。
「信じてくれないかもしれないけれど、本当のことなんだ」
大樹はそう言うとポケットから赤いお守りを取り出した。
それはあの夜森の中でもらったものだ。
「これが話しの中に出てきたお守り?」
萌がお守りを覗き込む。
お守りにはなにも書かれておらず、首をかしげている。
「そうだよ」
大樹が頷くと、希がすぐにスマホを取り出して調べ始めた。
「確かに、森の中に神社があるみたいだけど……」
大樹が見つけたのと同じページを見つけた希がとまどいの声をあげる。
こんな都市伝説を信じて実際に森の中に入ったことも驚きだったが、そこで本当にお守りと力をもらってきたことなんて、とても信じられなかった。
「大樹の言っていることを信じるよ」
萌が真剣な顔で大樹を見つめた。
「最近は大樹とキスしてなかったから、こんなに急に体調が悪化したんだよね?」
「おそらく、そうなんだと思う」
「それじゃ、キスすれば萌の病気は治るってこと?」
希が横から声を荒げる。
まだ大樹のことを信用できていないみたいだ。
「違うの希。確かにそのとおりかもしれないの」
萌は希に今までの体調変化を教えた。
希は黙ってその説明を聞き、そして大樹へ視線を戻した。
「信じてくれないかもしれないけれど、本当のことなんだ」
大樹はそう言うとポケットから赤いお守りを取り出した。
それはあの夜森の中でもらったものだ。
「これが話しの中に出てきたお守り?」
萌がお守りを覗き込む。
お守りにはなにも書かれておらず、首をかしげている。
「そうだよ」
大樹が頷くと、希がすぐにスマホを取り出して調べ始めた。
「確かに、森の中に神社があるみたいだけど……」
大樹が見つけたのと同じページを見つけた希がとまどいの声をあげる。
こんな都市伝説を信じて実際に森の中に入ったことも驚きだったが、そこで本当にお守りと力をもらってきたことなんて、とても信じられなかった。
「大樹の言っていることを信じるよ」
萌が真剣な顔で大樹を見つめた。
「最近は大樹とキスしてなかったから、こんなに急に体調が悪化したんだよね?」
「おそらく、そうなんだと思う」
「それじゃ、キスすれば萌の病気は治るってこと?」