公園に入ればすぐにバレてしまうので、萌はフェンスの外から大樹の様子を確認していた。
大樹は寂れたベンチに座るとまたスマホを操作しはじめる。
さっきから誰と連絡を取り合ってるんだろう?
気になってムズムズしはじめるが、グッと我慢して様子を見守る。
と、その時だった。
さっき大樹が入っていったのとは逆の入り口からひとりの女の子が公園内へ入っていくのが見えた。
萌は思わず身を乗り出してその子の顔を確認する。
写真で送られてきた女の子とは違う子のようで、ひとまずは安心した。
年齢は萌たちと同じくらいで、私服姿だ。
どこの学校の生徒なのか、学校には通っていないのか、全くわからない。
その子は大樹を見つけると嬉しそうに駆け寄った。
大樹も片手を上げて挨拶をしている。
なにか会話を交わしているけれど、ここからではなにも聞こえてこない。
それでも会話の内容が気になって耳を済ませてみたときだった。
大樹が女の子の方に腕を回したのを見た。
えっ。
と声を上げてしまいそうになり、慌てて両手で口を塞ぐ。
呆然として見つめていると、大樹が女の子の体を引き寄せた。
そして……その唇にキスをしたのだった……。
大樹は寂れたベンチに座るとまたスマホを操作しはじめる。
さっきから誰と連絡を取り合ってるんだろう?
気になってムズムズしはじめるが、グッと我慢して様子を見守る。
と、その時だった。
さっき大樹が入っていったのとは逆の入り口からひとりの女の子が公園内へ入っていくのが見えた。
萌は思わず身を乗り出してその子の顔を確認する。
写真で送られてきた女の子とは違う子のようで、ひとまずは安心した。
年齢は萌たちと同じくらいで、私服姿だ。
どこの学校の生徒なのか、学校には通っていないのか、全くわからない。
その子は大樹を見つけると嬉しそうに駆け寄った。
大樹も片手を上げて挨拶をしている。
なにか会話を交わしているけれど、ここからではなにも聞こえてこない。
それでも会話の内容が気になって耳を済ませてみたときだった。
大樹が女の子の方に腕を回したのを見た。
えっ。
と声を上げてしまいそうになり、慌てて両手で口を塞ぐ。
呆然として見つめていると、大樹が女の子の体を引き寄せた。
そして……その唇にキスをしたのだった……。