「う~ん、とくに予定はないよ? 大樹は?」
「俺も今の所予定はないんだ。だから、今から予定を入れようと思うんだけど」
大樹の言葉に萌は首をかしげた。
「明日、デートしないか?」
その言葉に萌は大きく口を上げて立ち止まってしまった。
大樹と付き合い始めたものの、まだデートらしいデートは1度もしたことがなかったのだ。
病院だったり、学校の行き帰りに一緒にいたことはあったけれど、それくらいだった。
「デート……」
つぶやき、その響きに萌の頬が赤く染まる。
人を好きになったことだって大樹が初めてだったし、キスだって大樹が初めてだった。
そしてデートも、もちろん大樹がはじめてだ。
「どうした? 嫌なのか?」
「そんなことない!」
慌てて左右に首をふる。
大樹とふたりで初めての経験ができることが嬉しくてたまらない。
胸の中がいっぱいで苦しいくらいだ。
「じゃあ明日は俺とデートしてくれますか?」
おどけた調子で質問してくる大樹に萌は大きく頷いた。
そして二人は手をつないで、また歩き出したのだった。
「俺も今の所予定はないんだ。だから、今から予定を入れようと思うんだけど」
大樹の言葉に萌は首をかしげた。
「明日、デートしないか?」
その言葉に萌は大きく口を上げて立ち止まってしまった。
大樹と付き合い始めたものの、まだデートらしいデートは1度もしたことがなかったのだ。
病院だったり、学校の行き帰りに一緒にいたことはあったけれど、それくらいだった。
「デート……」
つぶやき、その響きに萌の頬が赤く染まる。
人を好きになったことだって大樹が初めてだったし、キスだって大樹が初めてだった。
そしてデートも、もちろん大樹がはじめてだ。
「どうした? 嫌なのか?」
「そんなことない!」
慌てて左右に首をふる。
大樹とふたりで初めての経験ができることが嬉しくてたまらない。
胸の中がいっぱいで苦しいくらいだ。
「じゃあ明日は俺とデートしてくれますか?」
おどけた調子で質問してくる大樹に萌は大きく頷いた。
そして二人は手をつないで、また歩き出したのだった。