言いながら、彼方は少し大きなその包みを手渡した。そのまま「じゃあ宜しくお願いします」別れ言葉を続け、玄関を締めようとするのを見て秋山が慌てて止めた。
「ちょッ、ちょっと待ってくれ江嶋」
閉められようとしていた玄関を、ガシリと手で押さえた。
一体なんだろうと顰め面で見つめ返して見せたら、彼が「そこは通常運転なんだなぁ」と呆けたように呟いた。包まれた絵を脇に挟んで持つと、持ってきていた鞄から可愛らしく包装された物を取り出した。
そのまま差し出された彼方は、それを受け取ってから、力が抜けた顔を問うように上げた。その視線を受け止めた秋山は、絵の包みを手に抱え持ち直すと少し困ったように笑った。
「実は、今日の午前中にでも手術が始まるらしいと、昨夜に急ぎ知らせを受けてね。ここへくる前に彼女の両親から、君に渡しておいてくれと例の物を受け取っていたんだ」
「そう、ですか」
「ちょッ、ちょっと待ってくれ江嶋」
閉められようとしていた玄関を、ガシリと手で押さえた。
一体なんだろうと顰め面で見つめ返して見せたら、彼が「そこは通常運転なんだなぁ」と呆けたように呟いた。包まれた絵を脇に挟んで持つと、持ってきていた鞄から可愛らしく包装された物を取り出した。
そのまま差し出された彼方は、それを受け取ってから、力が抜けた顔を問うように上げた。その視線を受け止めた秋山は、絵の包みを手に抱え持ち直すと少し困ったように笑った。
「実は、今日の午前中にでも手術が始まるらしいと、昨夜に急ぎ知らせを受けてね。ここへくる前に彼女の両親から、君に渡しておいてくれと例の物を受け取っていたんだ」
「そう、ですか」


