さよなら苺ちゃん

青春・恋愛

高殿アカリ/著
さよなら苺ちゃん
作品番号
1669869
最終更新
2022/06/06
総文字数
4,433
ページ数
7ページ
ステータス
完結
いいね数
0
同じ丈に揃えられたスカートを揺らして橙色に染まった廊下を駆け抜けた。
チープな香水の匂いとプチプラの化粧品で彩られたあたしたちの顔までお揃い。

かしましい声が響いて耳に痛い。
だけどそんな現実に蓋をして美味しいマカロンは半分こして食べるのだ。

所謂、女子高生とかそういう生き物でしょ?

だから、あたしたちも有り触れた親友同士だった。
親友であるあたしがあの子の死ぬその瞬間を見届けるまではね。
あらすじ
自殺したのはあたしの親友だった。

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