「だから、手術を受けてそこからいっぱい思い出作っていこうよ、
翔太も静香の記憶を自分が思い出させるって意気込んでるんだ、
翔太に母親の存在がない思いをさせてもいいのか」

静香は俺の話を聞いて泣いていた。

「俺だって静香と一緒なら頑張れるから」

「でも、翔は仕事をして翔太の面倒を見て、私の事まで申し訳無いです」

「だから、静香は頑張って回復して俺を助けてよ、静香がいなくなったら、
俺一人じゃ出来ないよ、それに体力が回復すれば一緒に買い物行ったり、ご飯作ってくれたり出来るだろう、静香のご飯また食べたいな」

静香はちょっと笑顔になった。

そして、静香は手術を受ける事に同意してくれた。

手術の前日、静香は翔太といろいろな事を話していた。

疲れたのか翔太は早くに眠りについた。

「静香、全然心配いらないからな、眠っている間に終わって、
目が覚めたら以外と記憶がなくなっていないかもしれない」

「そうですね」

「それに、こんないい男忘れる訳無いしな」

「翔ったら……」