『静香、お仕事お疲れ様、体調は大丈夫?』

『真壁くん、ごめんなさい、私』

『どうしたの?』

『そっちは朝の五時ですよね、私、そんな時間にメールしちゃって』

『ああ、大丈夫だよ、静香がゆっくり出来る時間がいいから(^_-)』
『でも……』

『今度、スマホの番号教えて、静香の声聞きたいな』

『はい』

『ほんと*・・*:*・’(*゚▽゚*)’・*:*・゜゚・*』

めっちゃ喜んでる。

私はいつの間にか、真壁くんのペースにはまっていた。

俺は気分が良かった、毎日四時に起きて仕事行く支度して静香とメールする。

それから仕事へ出かける。

夜は仕事から戻るのが十一時を回っている。

四時間の睡眠でどこまで持つか疑問はあるが、静香との時間は俺にとって極上の時間だ。

ある日、静香からスマホの電話番号が送られて来た。

俺は迷わず電話した。

「静香?」

私は真壁くんにスマホの電話番号を送った。

すぐにスマホの着信音が鳴った。

私はドキドキしながらスマホを握りしめて電話に出た。