【計画】


 しばらくして大神使が書物を閉じる。

これは刑の内容を決め執行するという合図であり、民もその合図を待っていた。

 大神使の様子を見た天界の民達はついにいよいよかと騒ぎ始め宮殿の前に集まってくる

(結構人が集まったな…そりゃそうか。あいつがこんなことをするとは、誰も思わなかっただろうからな…それに一部の奴らはまだ信じちゃいないだろう。)

さて‥

「これより!!!天界の決まりに背き、秩序を乱し民へ多くの混乱を与えた大雷神遷神への処罰を命ずる!!処罰は‥天界没落刑!!今後、天界に足を踏み入れる事を禁ずる!!」

大神使がそう言うと各大神達の応答となる音が鳴り響く。