「麻生さんはお仕事柄難しいかもしれませんが、なるべく奥様が規則正しい生活を送れるように協力してあげてください、後悩んだりしないように気分良く過ごせるような家庭環境も大切です」

「わかりました、ありがとうございました」

俺はこの先生の話を聞いてある決断をした。

仕事から戻ると、あゆみはまだ眠っていた。

俺は朝方仕事から戻る、そしてシャワーを浴びて食事を済ませ、眠りにつく。

午後二時頃起きて軽く食事を済ませ、支度をして仕事へ行く。

仕事場がホストクラブだから、あゆみとはすれ違いの生活を送る事になる。

俺はあゆみに相当の無理をさせていたんだろうと反省する。
しかし、俺がホストを続ける限り、あゆみとのすれ違いの生活は避けられない。

俺はホストの仕事が好きだ、天職だと思っている。

高校を中退した俺は華やかなホストの世界に魅了され、この世界に飛び込んだ。

あっという間にナンバーワンに上り詰めた。

そんな矢先俺の身体を病が蝕んでいった。

俺の人生は二十五で終わりかよ。