俺は眠りに着くと、譫言の様に「あゆみ、ごめん」を繰り返していた。

あゆみは俺の態度が気になっていた。
そんな時、俺はあゆみにプロポーズをした。

「あゆみ、結婚しよう」


「えっ?」

「そうしよう」

「駄目、結婚は出来ません」

「どうして?」

どうしてって、そんなことしたら私と凌の結婚して、離婚した事実がわかっちゃう。
そんな事、絶対に駄目だよ。

「えっと、私もう誰とも結婚は考えてないので」

あゆみは俺の顔を見ることが出来なかった。

「早く、支度しないと遅刻しますよ」

俺はあゆみにプロポーズを断られてへこんだ。

俺は仕事に行った。

今日は私は仕事が休みで、買い物に出掛けた。

加々美社長から連絡があり、食事をすることになり、信じられない言葉を聞かされた。

「あゆみさん、僕と結婚してくれ」

「えっ、今なんて?」

「だから、僕と結婚して欲しい」

「冗談はやめてください」

「冗談でこんなこと言えないよ」