「ばかやろう、俺だってそれくらいのことは言える」

「ありがとうございます」

梨花はニッコリ微笑んだ。

唇が重なり、甘い吐息が漏れた。

この日の夜、俺は梨花を抱いた。

「梨花、俺以外は知らなくていい、分かったな」

「はい」

梨花の素直な微笑みに俺は溺れた。

                  END