最上さんもシャツを脱ぎ捨て、鍛えられた上半身が露わになった。

私に覆い被さって身体が重なった瞬間「痛?い」と大声をあげる私。

「おい、まだ何にもしてないぞ」と慌てる最上さん。

「足、足がつったんです」

「はあ?」

そう、はじめてを奪われる瞬間、私の足がつった、激痛に涙が止まらない。

「あっ、ううっ、痛い」

最上さんは私を抱き起こし、身体に毛布をかけてくれた。

最上さんは裸のまま一生懸命私の足をさすってくれた。

段々と痛みも和らいできて、涙も止まってきた。

「大丈夫か」

最上さんの問いかけに顔をあげると、目の前に最上さんの裸の身体が……

もう、恥ずかしくて、どうしていいか分からず「服、服着てください」と、

叫んだ。

「ああ」

最上さんはベッドの下にあるシャツを着た。

私はベッドの下に散乱している自分の下着や服に目が止まり、毛布にくるまっている自分の身体を恐る恐る見た。

「私、どうして裸なの」