「だって、まだ最上さんを愛していると言われて……」

「それなら俺と離婚すると言うことか」

「それは、最上さんが瑞穂さんとどうしてもよりを戻したいって思ってるなら、
私は離婚されても仕方ないと思っています」

「借金、耳を揃えて返せるのか」

「返せません」
「なら、答えはもう出てるだろう」

私はどう言うことかわからなかった。

「お前は俺の妻としての自覚が足りない、これからは俺の妻だとはっきり言え」

「でも……」

「頭でわからないなら、身体でわからせてやる」

最上さんは私を引き寄せ唇を塞いだ。

今までにないくらいの激しいキスだった。

舌を割り入れて、私の舌に絡み付いた。

そのまま私を抱き抱えて、寝室へ運んだ。

そのまま最上さんは私と身体を重ねて「梨花、梨花」と耳元で囁いた。

服の上から胸に触れた。

私はビクッと身体が震えた。

「梨花、俺のものになれ」

最上さんは私の服を脱がせて、一糸纏わぬ姿にさせられた。