「冷蔵庫に何も入ってないので、梨花様にランチをお届けする様にと最上様から頼まれました」

「わざわざありがとうございます、ちょうどお腹が空いて、冷蔵庫が空っぽだったので、
どうしようかと思い悩んでいたところでした」

「それはようございました」

「お弁当の代金はおいくらですか」

「最上様より頂戴しておりますのでご安心ください」

でも、病院の支払いは全て払ってくれると言っていたけど、食費は何も言っていなかったよね、帰って来てから払えばいいよね。

「ありがとうございます」

私はお弁当を受け取った。

最上さんはなんだかんだと意地悪みたいな事言ったりするけど、本当は優しい人なのかも。

高級そうなお弁当、頂きます、私はお弁当を頬張った。

なんて美味しいの?

このお肉の柔らかさ、ご飯もお米が立ってる感じで美味しい。

最上さんは、いつもこんな美味しいお弁当食べているのかな。
なんて羨ましい。。

私はお弁当を食べ終えて、ベッドに横になっていた。