お前が欲しくて堪らない〜年下御曹司との政略結婚

玲子といつも一緒にいるためだ。

いま、玲子の側にいてあげないと、後悔してしまう気がした。

朝、目覚めると一緒にキッチンへ移動して、朝食の準備をする。

そして、一緒に朝食を食べる。

どこかが触れていないと、不安になるためいつでも玲子の表情を確認しながら行動した。

なるべく刺激を与えないように配慮した。

そんな毎日に、僕に疲れが現れてきた。

眠れない日が続いた。

このままでは僕が参ってしまう。

そんな矢先、僕の弟、戸倉慶が遊びに来た。

「はじめまして、兄貴がお世話になっています、弟の戸倉慶です」

慶の笑顔は玲子の心を和ませてくれた。

「はじめまして、都築玲子です、私がお兄さんにお世話になっているんです、ごめんなさいね、戸倉家からお兄さんを取ってしまって」

玲子はちょっと表情を曇らせて俯いた。

「なんか飲むだろ、待ってろ」

僕はキッチンへ向かった。

「ああ、大丈夫です、親父もはじめから会社は俺にって言ってくれてましたし、