お前が欲しくて堪らない〜年下御曹司との政略結婚

玲子は剣崎が亡くなった後、徐々に僕に惹かれていった。

しかし、僕が戸倉家の長男だと言う事が頭をよぎり、これ以上深入りしてはいけないと、気持ちを抑えていたのだ。

そんな時の見合い話に乗ってしまった。

白々と夜が明けてきた。

「もう朝になっちゃったね」

「そうだな」

僕は玲子の背中から抱きしめた、そして首筋にキスをした。

玲子は感じているであろうと思われる声を漏らした。

「玲子、もう絶対に離さない」

「戸倉くん」
「光でいいよ」

「光」

「玲子」

玲子と僕は更にお互いを求め合った。

しばらくして、玲子が「これからどうしよう、もう帰りたくない」と言い出した。

「いいよ、ここにいろ」

玲子は僕のマンションに住む事になった。

人妻の玲子をこのまま、ここに置いておけるわけがない。

なんとかしないと。

僕は玲子の親父さんに会いに行く事にした。

「戸倉光と申します、玲子さんとの結婚のお許しを頂きたく、伺いました」

僕は玲子の親父さんに頭を下げた。