翌日、彩羽先輩が私の部屋に来た。
「里奈ちゃん、少しいいかしら?」
「はい。すず、私行ってくるね」
彩羽先輩はいつもの笑顔だが、そこには不安そうな気持ちが読み取れた。
「失礼します」
彩羽先輩と私が入ったのは、まさかの生徒会室。
「直接呼び出してごめんな」
そういったのは生徒会長の鬼塚由愛先輩だ。
生徒会長をやっていて、鬼の一族。
あやかしとしても強い。
凛々しくて、カッコイイって有名な先輩。
「いいえ。大丈夫です。……あの、私、何かしてしまいましたか?」
怯えながら聞いた。
「いや、何かしたってわけでは……だが、今日は昨日のことで話をしたいんだ。そこに座ってくれ」
失礼のないようにしないと。
「はい。先輩も昨日のこと、知ってたんですか?」
「私は東堂蓮に聞いた。それと、君に謝らなければならない。すまなかった」
「東堂君がですか?それに、先輩が謝る?どうしてですか?」
私は聞きたいことだらけだった。
「実は今日、学園の敷地内に結界を張る予定だったんだが、昨日張って置けば良かったな。すまないな。怖い思いをさせてしまって」
確かに怖かったけど。
「いえ。全然平気です!……先輩が張ってくださった結界でたくさんの生徒が助かるのならそれで大丈夫です」
「ありがとう。君も今後は気を付けてくれると助かる」
「はい。わかりました」
「……そういえば、里奈ちゃんのこと助けてくれたのって」
彩羽先輩が聞いた。
「同じクラスの東堂君が助けてくれました」
「あやかしがいて良かったな」
会長さんが言った後。
「化け狐ということ利用するとは……なんとも賢いですね」
そういったのは生徒会・副会長の鬼村明華先輩。
明華先輩は会長さんの右腕とも言われるほどの実力。
明華先輩は、会長さんと同じ鬼。
会長さんと明華先輩は親戚。
運動能力抜群で大人気の先輩。
「そうだな。君が『誘拐されかけるところを見かけて、警察を呼び、気づかれないよう狐になっていた』か……」
そんなことをしていたとは。
「あの、本当にご迷惑をおかけしてごめんなさい!」
「里奈ちゃんが無事で良かったわね」
私は授業があるので、生徒会室を出て行った。
「里奈ちゃん、少しいいかしら?」
「はい。すず、私行ってくるね」
彩羽先輩はいつもの笑顔だが、そこには不安そうな気持ちが読み取れた。
「失礼します」
彩羽先輩と私が入ったのは、まさかの生徒会室。
「直接呼び出してごめんな」
そういったのは生徒会長の鬼塚由愛先輩だ。
生徒会長をやっていて、鬼の一族。
あやかしとしても強い。
凛々しくて、カッコイイって有名な先輩。
「いいえ。大丈夫です。……あの、私、何かしてしまいましたか?」
怯えながら聞いた。
「いや、何かしたってわけでは……だが、今日は昨日のことで話をしたいんだ。そこに座ってくれ」
失礼のないようにしないと。
「はい。先輩も昨日のこと、知ってたんですか?」
「私は東堂蓮に聞いた。それと、君に謝らなければならない。すまなかった」
「東堂君がですか?それに、先輩が謝る?どうしてですか?」
私は聞きたいことだらけだった。
「実は今日、学園の敷地内に結界を張る予定だったんだが、昨日張って置けば良かったな。すまないな。怖い思いをさせてしまって」
確かに怖かったけど。
「いえ。全然平気です!……先輩が張ってくださった結界でたくさんの生徒が助かるのならそれで大丈夫です」
「ありがとう。君も今後は気を付けてくれると助かる」
「はい。わかりました」
「……そういえば、里奈ちゃんのこと助けてくれたのって」
彩羽先輩が聞いた。
「同じクラスの東堂君が助けてくれました」
「あやかしがいて良かったな」
会長さんが言った後。
「化け狐ということ利用するとは……なんとも賢いですね」
そういったのは生徒会・副会長の鬼村明華先輩。
明華先輩は会長さんの右腕とも言われるほどの実力。
明華先輩は、会長さんと同じ鬼。
会長さんと明華先輩は親戚。
運動能力抜群で大人気の先輩。
「そうだな。君が『誘拐されかけるところを見かけて、警察を呼び、気づかれないよう狐になっていた』か……」
そんなことをしていたとは。
「あの、本当にご迷惑をおかけしてごめんなさい!」
「里奈ちゃんが無事で良かったわね」
私は授業があるので、生徒会室を出て行った。