リビアングラス
ここは「あの世のとある場所」。
(本編ではここより下は)ないです。なので、作者の想像をお楽しみ下さい。
・あらすじ通りです。・本作での聖剣と魔具の関係ですが、イメージ的にはアズライールが『聖剣』としての形を持つものと言えば良いでしょうか?
【連載】ほな男になれや! - プロローグ2 ある男の人生iii - ンは、前世の記憶持ちですか......?/requiste of memory~過去編ii
another~【第1部完結】 - 第7話 男は誰なのか......。 - ツォフ=ジェーネ-ルタブルク著:第二版(25年前) - ンは、“転生者”だった。
そして、彼の物語はここで一旦閉じられる。
◆◇◆◇◆◇
『ねぇ、あなたはだあれ?』
「......んぁ?」
目を覚ますとそこには一人の少女がいた。真っ白なワンピースを着ており、その服にも負けず劣らず肌も髪も瞳さえも真っ白な少女であった。
「だれってきいてるんだけど......?」
少女は頬を膨らませて怒ってますアピールをしている。その姿を見て男性は、(何故に幼女?)と思っていた。しかし次の瞬間には目の前に少女の笑顔があった。 「......!?」 男性は慌てて身体を起こす。するとそこは先ほどまで居た謎の空間ではなかった。周りに草木がある自然溢れる場所に座っていたのだ。それに驚く男性の頭には先ほどの疑問よりも目の前の現状に対しての理解の方が勝っていた。
(どうして俺はこんなところにいるのだろうか?
確かに先程まで自分は家で寝てたのに......) そう考える男性に更なる追い討ちをかけるように新たな事実を突きつけられる。突然頭の中に声が聞こえたのだ。それも男性にとっては懐かしくてどこか聞き覚えのある声であった。 (......またこのパターンかよ!!) そう思った時にはもう遅かった。何故なら、自身の身体の状態が明らかにおかしいことに気づいたからだ。まず目につくのは右手。それは人の腕そのものだったのだが色が違うのだ。赤紫色のような色合いなのだ。次に左手。こちらも腕全体は同じだったが色が黒かった。最後に頭。髪の形も長さも変わっていなかったのだが目が異様に紅いのである。 ここまでくれば嫌でも分かってしまうものだがどうやら彼は人間をやめてしまったようである。それを理解し動揺していると再び脳内に声が響く。
《ようやく分かったか。自分の今の姿に》
その声を聴いた瞬間今度は驚きなどしなかった。寧ろ冷静になる事ができていた。 何故ならばこの声は自身にとって特別なものだったからである。彼にとっては大事な友人であり恩人にして尊敬している人でもある人物の声が頭の中で響いたのだから当然とも言えるだろう。 だがそんな彼を嘲笑うかのようにさらなる出来事が起きる。なんと彼の目の前に光の球体が現れたのだ。まるで何かを伝えようとしているかのようにゆらゆら揺れながら浮かんでいるのである。男性は警戒しつつゆっくりと近づくことにした。近づいていくにつれ、段々とその姿もはっきりと分かるようになる。 その顔を見た瞬間に悟った。これは夢なんかではなく本当にあったことなのだと。自身が死んでしまったことにも納得せざるおえなかった。なぜならその光の玉の中に入っている人は男性が一番よく知っている存在であったからだ。 光の中から出てきたのは紛れもなくかつての親友の顔だったのである。彼は驚きつつも涙を流した。もう二度と会えないと思っていた人と会えたことが嬉しかったからだ。例えそれが過去の姿であってもだ。感動している彼にさらに嬉しい知らせが届く。親友の名前を呼んでほしいという願いだ。それを聞いてすぐに涙でぐしゃぐしゃになった顔のままかつて呼ばれた名前を叫んだ。
【休載中】戦姫絶唱シンフォギア ~龍と歌と巨人と~ - 第2話『始まりの序章』cパート - ンはそんな現実を受け止めきれずにいた。
「ここはどこなんですか?」「あのー、大丈夫ですか?」「私は一体どうなってるんですか!?」 心配するような声をかけてきた少女の声によって我を取り戻すことができたものの、未だに混乱しており状況を理解することができないでいたのだ。そして一度深呼吸をして心を落ち着かせてから改めて周囲を見渡した。周りを見るとそこは森の中だったようで鬱蒼とした木々が生い茂っているのが分かる。空を見上げると雲ひとつない晴天が広がっておりとても気持ちのいい光景ではあるが今の自分にとっては気味の悪いものにしか見えなかった。
「......って今はこんなことを気にしている場合じゃない!!」「さっきから何ブツブツ言っているんですか?もしかして痛いやつですか?」「いや......そういうわけじゃないんだ」 突然大きな声を出したために目の前の少女はビクッと驚いてしまったが構わずそのまま言葉を続けることにした。もうすでに頭の中の整理なんてものはとっくにできているので今更考える必要もない。だから今一番大事なことを伝えるべく口を開く。「俺は、確かに死んだはずだけど何故かこうして生きているみたいなんだ......」「へっ......?
それってどういうことなの......?」「つまり......こういうことなんだよ!よっ!!」 そう言うといきなり腕をブンブン振り
ここは「あの世のとある場所」。
(本編ではここより下は)ないです。なので、作者の想像をお楽しみ下さい。
・あらすじ通りです。・本作での聖剣と魔具の関係ですが、イメージ的にはアズライールが『聖剣』としての形を持つものと言えば良いでしょうか?
【連載】ほな男になれや! - プロローグ2 ある男の人生iii - ンは、前世の記憶持ちですか......?/requiste of memory~過去編ii
another~【第1部完結】 - 第7話 男は誰なのか......。 - ツォフ=ジェーネ-ルタブルク著:第二版(25年前) - ンは、“転生者”だった。
そして、彼の物語はここで一旦閉じられる。
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『ねぇ、あなたはだあれ?』
「......んぁ?」
目を覚ますとそこには一人の少女がいた。真っ白なワンピースを着ており、その服にも負けず劣らず肌も髪も瞳さえも真っ白な少女であった。
「だれってきいてるんだけど......?」
少女は頬を膨らませて怒ってますアピールをしている。その姿を見て男性は、(何故に幼女?)と思っていた。しかし次の瞬間には目の前に少女の笑顔があった。 「......!?」 男性は慌てて身体を起こす。するとそこは先ほどまで居た謎の空間ではなかった。周りに草木がある自然溢れる場所に座っていたのだ。それに驚く男性の頭には先ほどの疑問よりも目の前の現状に対しての理解の方が勝っていた。
(どうして俺はこんなところにいるのだろうか?
確かに先程まで自分は家で寝てたのに......) そう考える男性に更なる追い討ちをかけるように新たな事実を突きつけられる。突然頭の中に声が聞こえたのだ。それも男性にとっては懐かしくてどこか聞き覚えのある声であった。 (......またこのパターンかよ!!) そう思った時にはもう遅かった。何故なら、自身の身体の状態が明らかにおかしいことに気づいたからだ。まず目につくのは右手。それは人の腕そのものだったのだが色が違うのだ。赤紫色のような色合いなのだ。次に左手。こちらも腕全体は同じだったが色が黒かった。最後に頭。髪の形も長さも変わっていなかったのだが目が異様に紅いのである。 ここまでくれば嫌でも分かってしまうものだがどうやら彼は人間をやめてしまったようである。それを理解し動揺していると再び脳内に声が響く。
《ようやく分かったか。自分の今の姿に》
その声を聴いた瞬間今度は驚きなどしなかった。寧ろ冷静になる事ができていた。 何故ならばこの声は自身にとって特別なものだったからである。彼にとっては大事な友人であり恩人にして尊敬している人でもある人物の声が頭の中で響いたのだから当然とも言えるだろう。 だがそんな彼を嘲笑うかのようにさらなる出来事が起きる。なんと彼の目の前に光の球体が現れたのだ。まるで何かを伝えようとしているかのようにゆらゆら揺れながら浮かんでいるのである。男性は警戒しつつゆっくりと近づくことにした。近づいていくにつれ、段々とその姿もはっきりと分かるようになる。 その顔を見た瞬間に悟った。これは夢なんかではなく本当にあったことなのだと。自身が死んでしまったことにも納得せざるおえなかった。なぜならその光の玉の中に入っている人は男性が一番よく知っている存在であったからだ。 光の中から出てきたのは紛れもなくかつての親友の顔だったのである。彼は驚きつつも涙を流した。もう二度と会えないと思っていた人と会えたことが嬉しかったからだ。例えそれが過去の姿であってもだ。感動している彼にさらに嬉しい知らせが届く。親友の名前を呼んでほしいという願いだ。それを聞いてすぐに涙でぐしゃぐしゃになった顔のままかつて呼ばれた名前を叫んだ。
【休載中】戦姫絶唱シンフォギア ~龍と歌と巨人と~ - 第2話『始まりの序章』cパート - ンはそんな現実を受け止めきれずにいた。
「ここはどこなんですか?」「あのー、大丈夫ですか?」「私は一体どうなってるんですか!?」 心配するような声をかけてきた少女の声によって我を取り戻すことができたものの、未だに混乱しており状況を理解することができないでいたのだ。そして一度深呼吸をして心を落ち着かせてから改めて周囲を見渡した。周りを見るとそこは森の中だったようで鬱蒼とした木々が生い茂っているのが分かる。空を見上げると雲ひとつない晴天が広がっておりとても気持ちのいい光景ではあるが今の自分にとっては気味の悪いものにしか見えなかった。
「......って今はこんなことを気にしている場合じゃない!!」「さっきから何ブツブツ言っているんですか?もしかして痛いやつですか?」「いや......そういうわけじゃないんだ」 突然大きな声を出したために目の前の少女はビクッと驚いてしまったが構わずそのまま言葉を続けることにした。もうすでに頭の中の整理なんてものはとっくにできているので今更考える必要もない。だから今一番大事なことを伝えるべく口を開く。「俺は、確かに死んだはずだけど何故かこうして生きているみたいなんだ......」「へっ......?
それってどういうことなの......?」「つまり......こういうことなんだよ!よっ!!」 そう言うといきなり腕をブンブン振り