「いえ、自分が情けなくて、でもこれからの人生のパートナーとして、自分には真由香さんは必要かと確信致しました、もちろん、心から真由香さんを愛しております、ただ中々自分の気持ちを口にするのは苦手で……」

「こちらこそよろしくお願いします」

「ありがとうございます」

俺は真由香に報告すべく、病室に向かっていた。

「真由香、お父さんから結婚のお許しもらったよ」

「大我、真由香と結婚するのか」

そこには真由香の診察をしている最上が、ニヤッと笑い立っていた。

「よし、真由香、静かにしているんだぞ、病室でエッチしちゃ駄目だぞ」

「もう、最上先生は本当に下品なんだから、そんなことしません」

「そうか、おい大我、真由香を押し倒すなよ」

「そ、そんなことしないよ」

最上は真由香の頭をクシャクチャしながら「良かったな」そう言って病室を後にした。

「大我、お父様許してくれたの?」

「ああ、真由香をよろしく頼むって言われたよ」

「良かった」

「それじゃあ、これ提出してきてね」