俺の彼女への気持ちは、誤魔化すことが出来ないところまできていた。

手術は成功したが、真由香さんはしばらく入院が続くことになった。

「どうだ、真由香、調子は」

最上先生が私の様子を見にきてくれた。

「もう元気になったよ、呼吸も苦しくないし、退院してもいいでしょ」

「まだ駄目だ、色々手術後の検査があるからな」

「そうなんだ、あっ、最上先生、私ね、自分から大我先生にキスしちゃった」

「そうか、大我びっくりしてただろう」

「大我先生も私にキスして抱きしめてくれたよ」

「へえ、あいつにしては進歩だな」

「大我先生、どうして独身なの?過去には彼女いたでしょ」

最上先生は真面目な表情で私に語り始めた。

「大我は三年前付き合っていた彼女に結果騙された形だった」

「騙された?」

あの時の人だ、騙されないようにねなんて言ってたけど、自分が騙したんだ。

「それから大我は恋愛することをやめた、好きだと言われても、その言葉を信じることが出来ないんだ」

「そうなの?」