ここは精霊と魔物と人々が共存する魔法世界 イーリス。
数多くの人々が魔法大戦を行い、いつしか1つの大国は4つの国に分断された。
その戦いの最前線で活躍した人々は、魔法使いと呼ばれ恐れ敬われてきた。魔法は誰でも行使できるものでわなく、魔力がないと使えなかった。
そこで4大国それぞれの貴族と国王は、魔法使い全員に魔法伯という位を与え国を守らせる代わりに、絶大な権力を与えた。
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そして時が流れ現在―
4つの大国の1つであるリデル王国には、 ソフラディ家、ベレイス家、ニヴァール家の 3つの伯爵家が存在し、筆頭と名高い数多くの魔法使いを輩出してきた。
特にソフラディ家では、一族全員が魔力保持者という肩書きを持ち、右に出る者はいないといわれていたが、15年前にある一人の少女が生まれてからその肩書きは消滅した。
その少女の名前はエラ。無能という意味でつけられた名前である。
彼女がどのような人生を歩むことになるのかこの物語の始まり始まり―