またあの場所で、笑う君に届けたい。

✼プロローグ✼


ガラス瓶の中に思いを詰めこんだ。

誰にも言えない秘密の小瓶。


手のひらにすくったそれはするりとこぼれ落ちていく。


それはいわゆる奇跡だった_。