「早く孫の顔を見せてくれ」

「こればっかりはご期待に添えるか分からねえ」

「何言ってる、相手が美希ちゃんなら毎日抱きたいって思うだろ?」

私はその場にいることが恥ずかしくなり、「売店に行ってきます」と席を外した。

「お前ら、夫婦仲うまくいってないのか」

「いろいろあるんだよ」

「そうか、でも美希ちゃんはお前のこと、大好きだって言っておったぞ」

「じゃ、なんでだよ」

「よく話し合わないと、夫婦は所詮他人だ、相手の気持ちなどわからないよ、俺も母さんのことはわからなかった、年が離れていれば余計だ、お前たちはいくつ離れているんだ」

「十二歳美希が上だよ」

「そんなに美希ちゃん上か、可愛らしいから三十八には見えんな」

「あ?っ そうだな」

「よく話し合え」

彼のお父様は彼にアドバイスをしてくれたおかげで、この日の夜、彼とお互いの気持ちを確認することが出来た。


病院から戻ると、彼は私に問いかけた。