「手術が成功しても、その後のケアが病気の回復に大きく影響する、術後、一人か、充の側か、俺の側か、お前が一番わかっているだろう」

「私はこの先も生きられるんですか?」

「その為に、手術を受けるんだろう」

ちづるはほっとした安心の表情を見せた。

「しばらく、仕事が忙しいから来れないが、我慢しろ」

「あ、はい」

俺はしばらく、ちづるとの距離を置いた。

ちづるに俺がいないと、生きていけないと思わせたい。

そんな矢先、思っても見ない出来事が起きた。

ちづるの病院へ行かなくなって一週間が経ったある夜、俺のスマホが鳴った。

着信の相手はちづるだった。

「ちづる?どうかしたのか、具合悪くなったならナースコールしろ」

「そうじゃなくて」

「それならどうしたんだ、こんな遅くに……」

私はこれまでの海堂さんの態度で、私に対しての愛が無くなっていくように感じた。

これでいいんだ、これで。