僕と妻は結婚して、数年間経ってやっとのことで、第一子である姉ちんを授かりました。
それはもう可愛がって、初めての赤ちゃんだったので、毎日が勉強です。
母親になった妻が赤ちゃんに、お乳をあげる姿を見て、僕は思いました。
「うらやましい」
あ、いや、赤ちゃんがではなく、妻のことです。
僕も出るものが出るなら、あげてみたいと……。
その気持ちを妻に伝えると、こう答えました。
「なんかそんな話、どこかで聞いたよ。子供に愛情を持てないお父さんに、乳首を咥えさせることで、子供が大好きになったって」
「ファッ!?」
「真面目な話だよ。味噌くんもそんなにやりたいなら、やってみる?」
「やるやる!」
こうして、夫婦で結託し、僕たちは風呂上りに、生まれて間もない姉ちんに、授乳することにしました。
もちろん僕も、身体をいつも以上に、綺麗に洗い上げました。
ベッドの上で、上半身裸でスタンバイ。
奥さんが、赤ちゃんを連れてくると、僕はビデオカメラを準備します。
今からやる行為を、ちゃんと映像として残し、反抗期が来たら、「これぐらい愛しているよ」と見せてやろう! なんて、僕の悪ノリが始まったのです。
赤ちゃんを受け取ると、さっそく、小さな口に僕のお胸を近づけます。(太っているのでCカップぐらい)
多分、本能的なものだと思うのですが、僕のお乳を近づけると、赤ちゃんだから、口で乳首を探し出します。
「あ~ あ~」と左右に首を振るのです。
僕は、その反応を利用して、無理やり乳首を咥えさせました。
最初こそ、「ちゅぱちゅぱ」飲もうとしますが、「これじゃない」とギャン泣きされました。
これでは、ダメだと思った僕は、いいことを思いつきました。
本物のお乳を使えばいい! と……。
ちょっと、生々しい表現で申し訳ないのですが、お乳がポタポタ落ちる妻から拝借し、それを自身の胸に塗りまくって、再度挑戦します。
「あーーー!」
ダメでした。
やはり本物とは、違うようです。
ですが、愛情は更に深まったでしょう!
余談ですが、授乳は失敗しましたが、少し大きくなってから、首がすわったぐらいだったでしょうか。
娘をお風呂に入れるのは、僕に任されていました。
身体を洗ってあげて、その後、娘と一緒に湯船に浸かります。
この時、僕は娘が溺れないように、身体を両手で支え、娘のアゴを自身の胸の上にのせます。
暖かくて、気持ちが良いのか、ウトウトして、気持ち良さそうなのですが……。
半分寝ているせいか、ちょうど、僕の胸が母親のおっぱいと勘違いしているようで。
「ちゅぱちゅぱ」と乳首を吸い出しました。
僕の身体は、程よく濡れているので、良い水分補給となるようです。
「じゅぱじゅぱっ!」
吸いつき方が強くて、僕は思わず、悲鳴を上げます。
「いたたっ! ちょっ、娘ちん。パパだって! ママじゃないよ!」
「じゅろじゅろ……」
「あたたっ!」
妻にこの話をすると、
「赤ちゃんって結構吸い方エグいよ?」
「傷ついたり、血が出るくらいだから」
と言われました。
親子共に、素晴らしい経験を出来たと思います。
了