「全然気づいてないですね…」



やっぱり私が何か……。



「君が会いに来てくれるだけでも嬉しかったと思うぞ。
俺には娘が居るが嫌われていて、一度も会いに来ないんだ。
まあ余命1年だからって急に好きになるわけないからな」

「見つけました」



私は今、代広病院の裏に居る。

今、おじさんがたばこを吸っている所だ。



「何しに来た。いやそれより何故俺がここに居るって分かった?」

「昨日祖父が私の事を話していたかあなたに近づいて聞いた時にたばこの臭いがしたので」

「一本しか吸ってないのに分かったのか?」

「私、たばこの臭いに敏感なんです」

「でも与具さんの」

「祖父が何ですか?」

「いや……何でもない………」