冬、深々と雪が降るなか俺は、一人眠っていた。
義姉が、亡くなってもうすぐで一周忌…
俺の身体の自由は、ほぼ利かなくなっていた。
起き上がるだけで一苦労…もう結構生きてるのが辛くなってきた…
絵の一つ一つに命を分け与え始めて、もうすぐ一年…
芽李さんと出会って住み始めて、もうすぐ一年…
ここ一年、色々ありすぎた。
同じ境遇にあった彼女と出会って、俺の生きる意味を見つけて…
辛いことも、楽しいことも、全部全部…
俺の人生って言える気がする。
(楽しかったな…)
「んっんん…、まだ…起きれるんだな…」
不自由になってしまった身体を無理に動かして、絵を描いた。
窓の外の雪と神秘的な森の絵…
無理に、色を染め、俺は気絶するように眠った…
(また、起きれるかな…)