俺は、芽李さんが家に帰ってからというもの、俺は一人、ボーッとしていた…

死ぬのも嫌になって…でも、義姉に会いたくて…

「何やってるんだろう…」

芽李さんが、すごく悲しそうな顔をしていた…


今は、全部全部嫌になって…なにもしたくなくて…

地面に寝転んでみた。

「めっちゃ空って綺麗だな…」

元々、インドアだったし外なんてあんまりでなかったから、まじまじと空なんて見なかった…

大好きな義姉の名前も「美月」だったし、芽李さんの名字も「望月」だっけ…


「義姉さん…俺…もうちょっと逝けないかも…ふふ…その代わり…いっぱいお土産持って行くから…ね」
『なら、その一つにするといい…』

独り言を言っていると、それに返すような言葉が降ってきた…

「何方ですか…」
(つき)だ。お前に用があってな…』
「月?面白いですね…っで俺に何の用ですか?」
『そう焦るな…私からお前に能力を与えよう…効果は使ってみてからのお楽しみだ…知りたければ、絵を描くといい…それでは…』
「えっちょっと!月さん!」
『………』

他、何の説明もなく月は俺に「能力」を与えていった…
「それでは…じゃないよ…」

流石に、効果ぐらいは教えてほしかった…