そして錑が私の中に入ってきた。

「みゆ、最高だ」

「錑、もっと、もっと」

私は恥ずかしい言葉を何度も、何度も叫んだ。





朝方目が覚めると、隣で錑がすやすや寝ていた、
でも私の腰にしっかり腕を回し、動けなかった。

「みゆ、おはよう」

「おはようございます、あのう、手を離して貰っていいですか」

錑は更に私の腰を引き寄せた。
また唇が重なった、もう私蕩けてしまいそう……
駄目だ、このままでは錑が一緒じゃないと生きていけなくなっちゃうよ、どうしよう。

「あのう、社長……あっ、そう言えば自覚の話聞いてもいいですか?」

「ああ、俺達、休憩室で会ったのが初めてじゃないんだ」

「えっ?以前会ったことありましたか?」

「うん、一年前、駅前の喫茶店で、会社の役員と打ち合わせの為待ち合わせしてた時、みゆは窓際の席に座っていたんだ、ずっと一人で俯いていてめっちゃ気になったんだ」

私はまだ思い出せずにいたが、錑の言うことに耳を傾けていた。

「どうしても顔が見たくて、みゆに近づいた、前の席に相席お願いした時、みゆは顔を上げて俺を見た瞬間、目に涙が溢れて頬を伝わった、その涙を見た時俺は釘付けになり、動けなくなった」