「…………」
部室にいる全員が緊張しながらうなずいた。
「ってことは、今日の活動内容は」
「…はい。正直気が進みませんが、先ほどの声の正体を確かめましょう」
「「「はい…!」」」
こんなことはこの学園では息を吸うたびに起こるくらいの頻度だけど、やっぱり慣れないな…………。でも意味怖部は意味怖だけではなく怪奇現象等も扱っているからこういうことも今まで自分の『能力』を使って片っ端から撃退してきた。
「さっきの謎の声なんだけどさ…………あれって多分…」
「ああ。多分ここにいる全員が分かってると思うけど『あの声』はコワ学七不思議の3番の『おしゃべり好きなみいちゃん』だな。幼等部のアーシャでも名前は聞いたことあるんじゃないか?」
れいれいが答える。
「うん…………このがくえんのこだったけど…しんじゃったこなんだよね…………」