「「「未鈴先生」」」
「こんにちは。……狂咲さんはまだいませんね」
『パタパタ――』
「やっほー！遅れてごめんな～」
「あ、れいれい！遅かったですね」
「ごめんごめん！6時間目の国江先生の歴史の授業がいつの間にかラーメンの話になっちゃってさ～」
「あはは‼なんでラーメンの話になるのさ！」
横では輝良とアーシャが爆笑している。私も思わず笑ってしまった。普段、前髪で顔が隠れていて表情がほとんど見えない未鈴先生でも顔を見ただけで笑っているのが分かったレベルだ。
「それでは意味怖部の活動を始めます。今日の活動内容は…………いつもどうり、『オカルト部』と被らないものなら何でもいいです。それでは、後は部長のミーシャさんの司会進行に従ってください。それでは私は資料を集めに行きますので」