「さて、未鈴先生はここにいますかね」
私たちは2階の『資料室』という場所に来ていた。
先生は出ていく前に「資料を集めに行く」と言っていたからここにいるはず…………
「あっ、未鈴先生いたよ!先生!」
「……あら、ミーシャさんたちですか。ということは私の鍵が必要ですか?」
「はい。お願いします」
先生は「ちょっと待ってくださいね…………」と言いながらポケットの中をゴソゴソし始めた。そうして1つの鍵を渡してくれた。
「「「「ありがとうございます!」」」」
「えーっと、未鈴先生から鍵をもらったから次に『おしゃべり好きなみいちゃん』の詳しい資料を手分けして探しに行きましょう」
「今は…………4時半ですね。4時50分になったら資料室入口に集合しましょう。1グループは輝良とれいれい。2グループはアーシャと私で手分けして探しましょう」
全員がうなずいたのを確認して私たちは手分けして作業を始めた。