『意見は違えど、目指すものは違えど同じ趣味を持つ仲間。私達は、目標は違っても夢は同じだったのだよ。』
『自分の作った曲が、誰かの心の拠り所になって欲しい。そんな思いは、やむ自身にも私にもあった共通点だったのだよ。それを知れたから私達は分かり合えたのだよ。』
『私、夢が分からないの。自分のしたいこと、やりたいことが曖昧で...』
『そんなの皆一緒なのだよ、"やりたいこと"は普段生活してると急にパッと現れて自分を困らせたり、迷わせたりする。でもそれをやり遂げるとスッキリしたり成し遂げて自分の力になったりしてくれるのだよ。』
ぱてまは、親のような不思議なあたたかさがある。ぱてまの声を聞いていると安心して眠くなるのはどうしてだろう。もう少し、話を聞いていたい。
『ぱてま、最後に教えて。私らしさって何?』
『key...らしさか。難しい質問なのだよ。』
『強いて言うなれば、可能性なのだよ。』
初めての言葉。可能性、可能性って...
『今日はここまで、続きはまた今度なのだよ。』
『え、でも...』
『自分でも答えを探してみるのが一種の新しい楽しみ方なのだよ、おやすみkey。』
そう言ってオフになった。強さ、私らしさ、可能性...色々な言葉が混じって考えが膨らむ。見つけたい、はやく、私らしさを。