僕の名前は薬中の竜二! 今日からこの極道都市に転校してきた十七歳だ。
可愛い女の子とかいるかな、楽しみだな~
「いっけね! 初日から遅刻だなんて……」
焦る僕はがむしゃらに走る。途中、曲がり角で誰かとぶつかった。
グサッ!
痛みと共に腹から血が滲む。
目の前にはM字開脚したJKが倒れていた。
「いってぇ! なに、ひとのどてっぱらにドス刺してんだよ!」
「あんたこそ、私のスカートの中をぞいてんじゃないわよ!」
「はぁ? タトゥーの入った『アワビ』なんて興味ねーよ!」
JKの股間は紫の大きなアゲハ蝶を飼っている。
「言ったわね、もう一回ドスを刺してあげましょうか?」
どこからか、チャイムの音が鳴り響く。
「やべっ、遅刻しそうだ! お前の顔、覚えたからな!」
「フン! こっちこそ、こんどはあんたの十二指腸を引っ張りだしてあげるわよ!」
急いでいる僕は近くに捨ててあった新聞紙を腹に巻いて止血し、先を急いだ。
タトゥーアワビ女は気にはなるけど、初日から遅刻はあんまりだ。
「え~今日は転校生を紹介します」
傷だらけのスキンヘッド。プリティフェイスの女教師、鉄砲玉の強盗先生が僕を招く。
「どうも、はじめまして。今日から皆さんと同じクラスメイトになる薬中の竜二です!」
「あ~、あんたは!」
そう言って立ち上がったのは、先ほどのノーパンシャブシャブだ。
転校した初日からちょっとしたアクシデントはあったけど、この高校はなにかと退屈に困ることはなさそうだ。
ノーパン女はドスを刺したから、絶対いつかシャブ中にしてやりたいけど、どこか憎めない。
黙ってれば顔は可愛いのに……アイツ。
アイツのことを思い出すだけで、腹の傷が出血しそうだ。
この大量出血って……初恋ってやつ?
了
可愛い女の子とかいるかな、楽しみだな~
「いっけね! 初日から遅刻だなんて……」
焦る僕はがむしゃらに走る。途中、曲がり角で誰かとぶつかった。
グサッ!
痛みと共に腹から血が滲む。
目の前にはM字開脚したJKが倒れていた。
「いってぇ! なに、ひとのどてっぱらにドス刺してんだよ!」
「あんたこそ、私のスカートの中をぞいてんじゃないわよ!」
「はぁ? タトゥーの入った『アワビ』なんて興味ねーよ!」
JKの股間は紫の大きなアゲハ蝶を飼っている。
「言ったわね、もう一回ドスを刺してあげましょうか?」
どこからか、チャイムの音が鳴り響く。
「やべっ、遅刻しそうだ! お前の顔、覚えたからな!」
「フン! こっちこそ、こんどはあんたの十二指腸を引っ張りだしてあげるわよ!」
急いでいる僕は近くに捨ててあった新聞紙を腹に巻いて止血し、先を急いだ。
タトゥーアワビ女は気にはなるけど、初日から遅刻はあんまりだ。
「え~今日は転校生を紹介します」
傷だらけのスキンヘッド。プリティフェイスの女教師、鉄砲玉の強盗先生が僕を招く。
「どうも、はじめまして。今日から皆さんと同じクラスメイトになる薬中の竜二です!」
「あ~、あんたは!」
そう言って立ち上がったのは、先ほどのノーパンシャブシャブだ。
転校した初日からちょっとしたアクシデントはあったけど、この高校はなにかと退屈に困ることはなさそうだ。
ノーパン女はドスを刺したから、絶対いつかシャブ中にしてやりたいけど、どこか憎めない。
黙ってれば顔は可愛いのに……アイツ。
アイツのことを思い出すだけで、腹の傷が出血しそうだ。
この大量出血って……初恋ってやつ?
了