「優歌ちゃんの前で、二回倒れたろ?茉璃愛に、優歌ちゃんには絶対病気の事言うなって言われて。
だから、優歌ちゃんにはどうしても話せなかった。……茉璃愛は、本当に優歌ちゃんが好きなんだよ。心配だけはかけたくないって……」
律玖さんは少し笑った。
乾いた、から笑い。
「本当に……アイツ……」
「律玖さん。私も茉璃愛先輩のこと、大好きです。……あんなに私に優しくしてくれて……」
「優歌ちゃん……」
CDの裏を見ると、曲の名前が書いてある。
一曲目は、私と茉璃愛先輩とで歌った
“虹色パレット”
もう一曲は……先輩の曲。
“雪月花”
「雪月花……この曲を……」
「ん?」
「この曲、先輩が作ったんです。CDが完成したら、この曲の意味がわかるって……」
「聴いてあげてよ……茉璃愛の、想いを」
CDを優しく持つと、
「はい」
そう答えた。
ゆっくり立つと、律玖さんにお辞儀をして病院を出た。
茉璃愛先輩。
私に先輩の想いを知る資格は、ありますか?
なくとも、どうか許して下さい。
私に、先輩の想いを……教えて下さい。
──茉璃愛先輩。
だから、優歌ちゃんにはどうしても話せなかった。……茉璃愛は、本当に優歌ちゃんが好きなんだよ。心配だけはかけたくないって……」
律玖さんは少し笑った。
乾いた、から笑い。
「本当に……アイツ……」
「律玖さん。私も茉璃愛先輩のこと、大好きです。……あんなに私に優しくしてくれて……」
「優歌ちゃん……」
CDの裏を見ると、曲の名前が書いてある。
一曲目は、私と茉璃愛先輩とで歌った
“虹色パレット”
もう一曲は……先輩の曲。
“雪月花”
「雪月花……この曲を……」
「ん?」
「この曲、先輩が作ったんです。CDが完成したら、この曲の意味がわかるって……」
「聴いてあげてよ……茉璃愛の、想いを」
CDを優しく持つと、
「はい」
そう答えた。
ゆっくり立つと、律玖さんにお辞儀をして病院を出た。
茉璃愛先輩。
私に先輩の想いを知る資格は、ありますか?
なくとも、どうか許して下さい。
私に、先輩の想いを……教えて下さい。
──茉璃愛先輩。


