儚く美しい彼に、幸せの花雨を。

退院した日の夜、家族で退院祝いパーティーを行った。
「お姉ちゃん、改めて退院おめでとー!」
美麗の言葉を合図に、美麗、お義母さん、お義父さんがクラッカーをパーン!と鳴らした。私の真上にクラッカーの中身が舞い上がる。まるで幸せが溢れ出てしまっているみたいで、とても幸せだった。
お母さん、お父さん、私は、幸せになってもいいのかな…。2人を死に導いてしまった私でも、生きていいのかな…。
私の心の中が顔に出てしまってしたのか、お義母さんが真剣な顔になって言った。
「夏海、お母さんとお父さんの事考えた?」
「……え?」
どうして…。
「夏海の表情が暗くなるのは、自分の行動を後悔する時とか、昔の過ちをずっと引きずっている時だからって、よくお姉ちゃんが言ってた。お姉ちゃんはね、本当にあなたのこと大切に思ってたわ、どんな時でも、夏海中心の生活を考えて行動してた。夏海は、自分が2人の未来を奪ったと思ってる?」